アオイツキヲミテタ1stアルバム「バンド・デシネ」セルフライナーノーツ
どうも。ふぁずです。
春例大祭はありがとうございました。
たくさんの方にお越しいただき、新譜を手にとっていただけて本当に嬉しいです。
そんな新譜「バンド・デシネ」のセルフライナーノーツを今更書きます。
・コンセプト
まず、コンセプトなんですが、このアルバムを製作するきっかけになったのが「バンド・デシネ」というモノ、言葉、文化を知った事でした。
そもそも「バンド・デシネ」というのは、ベルギーやフランスの地域の漫画の事だそうです。(フランス語で「bande dessinée」と表記します。)
「描かれた帯」という意味のフランス語に基づくそうです。
漫画の方(アルバム中ではこれを書物として捉えています)の意味合いと、「描かれた帯」という意味合いを6:4くらいの比重で作中に紛れ込ませたり(作中のどこかにアルバムタイトルがなぜこの言葉なのかというのを分かりやすく配置したい性格なので。)しました。
上記の事はあくまで「どのように製作していくか」という事です。
込めたメッセージ性というかそういう類のものはというと、アルバムやEP単位で全体でのメッセージはあまり考えない派なので実は今回もそこまできちんとあるわけではないのですが、アルバムの収録曲の中できっちりメッセージ性やコンセプトを明言(ポエトリーなので)しています。
・各曲解説
・Tr.1「fée」
この曲は、本当にただ幕開けの役割をしているだけです。タイトルはフランス語で「妖精」という意味です。ルーネイトエルフのアレンジをしたかったからした、という感じです。
・Tr.2「black out」
この曲は、アルバムの中で一番出来がいいですし、佐古さんのポエトリーもばっちりいい感じにハマッていると思っています。歌詞もサクサク書けた記憶があるし、特に苦労することなく仕上がりました。歌詞の内容はその時自分が思っている事を書いただけです。
・Tr.3「Isolation ft. 三齢」
Elf-Cup 3 Ageの三齢さんに歌詞と歌唱とギターソロをやってもらった曲です。アルバムの中で音の雰囲気とかは一番優しいかもしれないです。三齢さんの書く歌詞は本当に素晴らしいですね。いつも無茶振りに応えていただいてありがとうございます。
・Tr.4「1572」
これは東方アレンジ曲ではなく、ただ自分がポエトリーしてるだけの曲です。曲のタイトルの意味は次のTr.5の解説で触れます。この曲とTr.5は繋がっていますので。
・Tr.5「夜鷹の星」
タイトルから察することが出来ると思うのですが、宮沢賢治の短編小説「よだかの星」に影響を受けて作った曲です。影響を受けたというか、この曲の原曲はおてんば恋娘ですが、そのチルノとよだかの星の主人公・よだかがどことなく重なって見えて、この曲を作った次第です。
Tr.4「1572」とリンクしてるのですが、この「1572」とは、「よだかの星」のモデルというか連想させる星とされている「チコの星(ティコの星とも)」の別名称「SN 1572」から取っています。
聴き所は、あきらくんのギターソロです。
・Tr.6「soft tonic #27(Find Your Way cover)」
これは、Find Your Wayの楽曲のカヴァーです。Vetoさん、快く許可してくれてありがとうございました。
カヴァーは初めてだったのでだいぶ悩みながら作りました。でも、この曲で佐古さんの実力を感じられるのではないでしょうか。ボーカルRECの時は、上手いことは分かっていたのですが、改めて佐古さんの歌唱力に驚かされたのを覚えています。
・Tr.7「金盞花」
アルバムジャケットの魔理沙が手に持っているのが金盞花だったりします。曲の内容としては、仲間との決別とかそういうのがテーマだったりします。
・Tr.8「足跡(Rerecording)」
過去の曲の再録なので特に説明することはありません。
・Tr.9「君の目」
Tr.10とリンクしてるポエトリーです。
・Tr.10「暗翳」
アルバムの製作期間で一番最初に作った曲です。メッセージやコンセプトはTr.9でポエトリーしてることそのものです。
・Tr.11「hollyhock」
曲調はシリアスですが、メッセージ的にはポジティブです。タイトルは日本語で「立葵」。花の名前です。製作期間で一番最後に作りました。
・Tr.12「バンド・デシネ」
この曲でポエトリーしてる内容を聴けばこのアルバムのコンセプトとかが大体分かります。
p>以上です。この記事を読みながらもう一度アルバムを聴き直すとまた違った風に聴こえるかもしれないですし、是非お試しください。
さて、オツキミの今後の予定は決まってないですが、色々考えてはいます。俺自身の活動も色々あるのでそちらもお楽しみに。そして、俺が運営するクリエイター情報ブログ「アイデンティティー」の方も再開予定なのでお楽しみに。
では。